≪東京新聞杯(G3)穴馬考察①≫「ジェンティルドンナの妹」に迫るタイムリミット

 6日(日)、東京競馬場で行われる東京新聞杯(G3)の穴馬考察を始める。

 注目したいのは、ドナアトラエンテ(牝6、美浦・国枝栄厩舎)。

 牝馬3冠を達成したジェンティルドンナの妹として、デビュー時から注目を浴びていたが、出世に少々時間を要した。気付けば重賞未勝利のまま、サンデーレーシングの規定にもある6歳3月での引退が迫る。

 新馬戦から常に1番人気を背負った同馬だが、今回は前走で大敗したこともあり、多少オッズは落ち着きそうな気配。左回りなら重賞でも好走しているように、チャンスはある。抽選対象だが、出走が叶えば面白い存在だ。

 M.デムーロ騎手には、エイシンチラーやタイムトゥヘヴンに乗る選択肢はあったはずだが、ドナアトラエンテを選んだあたり、臭いにおいがする。

 多くの牝馬が引退レースに選ぶ中山牝馬S(G3)も後に控えるなか、この馬にとって相性のいい左回りでラストを締めようとしている可能性もある。中山牝馬S(G3)では、デムーロ騎手はターコイズS(G3)を勝ったミスニューヨークでの出走を予定しているため、そうなるとバッティングしてしまうからだ。

 管理する国枝調教師も昨年の阪神JF(G1)を、サークルオブライフで制したデムーロ騎手に絶大な信頼を置いているはずだ。密かに水面下で引退レースという運びならば、ここは何が何でもの仕上げでくる。

 ⑳ドナアトラエンテ…単勝オッズ20倍以上なら積極的に狙いたい

 

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