29日（土）、小倉競馬場で行われるメイン競走・周防灘特別（2勝クラス）はまさに混戦必至。
注目したいのは、3枠5番のレオハイセンス（牝5、美浦・奥平雅士厩舎）だ。
この馬の持ち味は母レオパステルを連想させるスピードだ。母も現役時には短距離戦線で活躍しており、重賞のアイビスサマーダッシュ（G3）にも出走した快速自慢だった。
混戦必至のメンバー内でこの馬に白羽の矢を立てたのは、前走の会津特別（2勝クラス）でのパフォーマンスだ。コスモアンジュが作り出したハイペースを2，3番手から追走し、直線で交わすも最後は差し馬たちの決め手に屈した。
しかし、激流の中先行して最後まで粘ったのは能力の表れ。逃げて7着だったコスモアンジュも次走では2着、2走後には勝ち上がった。またもや好枠を引いたレオハイセンスにとっては、前走の力が本物か試金石の一戦となる。
メンバーを見渡すと、これという逃げ馬もいない。小倉芝1200mはハイペースとなりやすいが、少しでもペースが緩めば、前残りも可能。管理する奥平厩舎もこの条件とは相性が良く、想定では9、10番人気くらいになりそうなので、狙いたい1頭だ。
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