30日(日)、中京競馬場ではハンデ重賞・シルクロードS(G3)が行われる。
注目したいのは、重賞3勝の実績馬ビアンフェ(セン5、栗東・中竹和也厩舎)だ。
ビアンフェといえば、2年前のスプリンターズS(G1)でゲート難をみせ、発走時間を5分以上遅らせたことで有名だ。結果も16着のシンガリ負けに終わった挙句、レース後1カ月の出走停止処分と発走調教再審査を課された。
無事審査には合格し復帰を果たしたのだが、昨年のスプリンターズSで再度ゲート入りを嫌い、7着に敗れたレース後に、またも出走停止処分と競馬場でのゲート再審査を課せられた。
昨年11月13日、阪神競馬場の全レース終了後に行われたゲート再審査は、「13R」としばしば表現されるが、そこに登場したビアンフェは特に問題は見せず、難なくゲート審査をこなし合格した。
これ以上周りに迷惑をかけられない陣営は、普段から目隠しなどで対策を実施。復帰戦となる今回は、レースでも目隠しをして臨むつもりのようだ。
実績だけ見れば、メンバーの中では上位であり、ハンデもトップハンデとなる57.5キロを背負う。
1週前追い切りでは、栗東坂路で4ハロン51秒2-12秒3と好時計をマークし、順調さが感じられる。
デビューから全レースで手綱を任されている藤岡佑介騎手にとっても、仕切り直しの一戦となる。大目標の高松宮記念(G1)へ向け、真価が問われる。
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