30日(日)に行われた本番への重要なステップレースとして存在する両重賞を振り返っていく。
まずは根岸S(G3)。
勝ったのは、これが通算1700勝となった岩田康誠騎手の6番人気テイエムサウスダン(牡5、栗東・飯田雄三厩舎)。1番人気のソリストサンダーは9着に敗れた。
逃げるか注目されていた武豊騎手のヘリオスが4番手に控える。ハナを奪ったのは、ジャスティンだった。ペースが流れるなか、最後の直線では逃げたジャスティンが思いのほか粘るが、勝ったテイエムサウスダンとヘリオスが交わし、最後にタガノビューティーが追い込んだ。
印象としては、やはり逃げの坂井瑠星には注意。1着テイエムサウスダンと2着ヘリオスは本番ではどうかと疑問。3着タガノビューティーは距離伸びても東京なら問題なさそう。スリーグランドとタイムフライヤーもこのレベルが限界かと。
そしてシルクロードS(G3)。
勝ったのは池添謙一騎手の2番人気メイケイエール(牝4、栗東・武英智厩舎)だった。1番人気のカレンモエは7着に敗れた。
ビアンフェやメイケイエールの問題児に注目が集まったが、蓋を開ければ何も起きない。メイケイエールが先行して横綱相撲での完勝。今日はいつもよりポジションが前目だったシャインガーネットが2着。最後方から追い込んだナランフレグが3着となった。
本番高松宮記念(G1)ではハイペースになると予想すると、ナランフレグや6着だったエーポスあたりが楽しみ。マイスタイルもまだやれそう。
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